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晩年の奥原晴湖
―繍水草堂の詩画藝術―
許永晝 著
「明治」という時代を生き抜いた孤高の文人画家、 奥原晴湖。隠棲後に描いた詩画の真実とは何か。 女性文人の超俗的藝術観を明らかにした、 珠玉の一冊。
A5判上製 カラー図版多数 約430頁 予価 本体5000円+税
近刊予定『晩年の奥原晴湖―繍水草堂の詩画藝術―』予約注文受付中。
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近刊予定『上座部の仏画伝/ ナンディミトラの法住経講話』
Nishantha Damith Hettiarachchi 挿絵/許永晝 著
前篇(第1章~第3章)は楞伽島(スリランカ)に受け継がれた聖なる記憶をキャンディ在住の画家が描くブッダの生涯、 後篇(第4章・第5章)は、仏滅後800年に現れた大阿羅漢ナンディミトラが『法住経』の真実を説き明かす『法住記』。 『Pictorial Chronicle of the Buddha in Sri Lanka 』(英語版)に詳細な注釈を加えた待望の日本語版、ついに刊行。
読画塾
文人画に限りませんが、美術館へ出かけていってはみたものの、 なんだかよく解らない、といった経験がだれにでも一度や二度はあるはずです。まったく価値観の異なる時代の作品にスッと入り込め る人など存在するはずがありません。
古典を読む場合に歴史や文法の知識が要るのと同じく、文人画を 理解するにもそれなりの準備が必要なのです。まして、行列に押し流されながら数分の鑑賞でチラッと目にした画など、ほとんど何も情報を引き出せないまま終わってしまいます。
まずどのように目線を向ければよいのか、そもそもこういう文人画がどういう目的で描かれたものなのか、画像の中にどんな記号的意味が隠れているのか、本紙の隅に書き込まれた漢文の画賛はどう読めばいいのか。こうした文人同士の了解事項をいくつか心得た上で画をみると、それまでみえなかった世界がみえてきます。
真にすぐれた画を目前で眼にしたときの感動は、ことばでは到底説明できるようなものではなく、何時間も画幅の前から動けなくなってしまうこともしばしばです。
しかしながら、美術館や博物館に展示される軸はガラスの向こうにあり、筆致もよく判りません。文人画研究会では、皆様に生の画幅を鑑賞していただく機会を設け、文人画に関する「情報提供のかたち」を摸索しております。
(創刊号「仁者楽山」より)
